ケレン作業とは

こんにちは! 郡山支店です😊

今回は、ケレン作業についてお話していこうと思います!!!😊

 

ケレンとは?

 

 

 

ケレン = 清浄な被塗面をつくること

ケレン、なにか特殊な専門用語のように聞こえますが、じつは英語の「クリーン」が訛って「ケレン」になったといわれています。

つまり、キレイにすることが、ケレンなのです。

ケレンとは主に鉄部に対して行う「素地調整」を意味する言葉で、

素地調整の中でもさび落としの意味合いで使われることが多いです。

建築現場では「素地ごしらえ」「下地処理」などという言葉も使われていますが、基本的に行う作業は同じ。

塗料を塗る前に素地をキレイにする、整えることをいいます。

 

 

ケレンの目的

 

ケレンを行う目的は、大きく2つ。

塗布面の整調

一つ目は、上記のとおり塗料を塗る前に塗る面を整えることです。

塗料は、構造物や建築物をさびや汚れといったダメージから保護するために施されます。

その効果を最大限に発揮するためには、塗膜が被塗面にしっかり密着している必要があります。

カサブタが出来ている傷にいくら上から薬を塗っても効能が届きにくいのと同じようなもので、

異物の上からいくら高性能な塗料を塗っても効果が半減してしまうのです。

そのため塗布のまえに、邪魔になるもの=さび、黒皮(鋼材を熱処理した際に発生する黒い酸化物)、塩分、水分、粉塵、塵埃などの

付着物を出来るかぎり取り除く必要があります。

特に鉄部では、さびが進行しないよう付着物を取り除くことがケレンの大きな目的です。

 

 

付着性の向上

二つ目は、被塗面に凹凸を付けて、塗料の付着をよくすることです。

つるつるの表面、たとえば鏡にサインペンで文字や絵を書いても擦ればつるっと簡単に落ちてしまいます。

しかし表面がざらっと凹凸のある壁紙に書いたら落とすのはとても大変です。

これはわずかな凸凹(専門用語で、アンカーパターンと言う)が出来ることで表面積が広くなり、剥がれにくくなるためです。

このように材料表面の微細な凹凸に塗料を入り込ませてしっかり定着させることを投錨効果(アンカー効果)といいます。

この機械的性質を利用して、塗膜を長期間、美しくキープさせます。

余分な汚れを取るのと同時にわざと被塗面に凹凸をつけていくこともケレンのもうひとつの目的です。

 

 

ケレンの重要性

 

 

もしケレンをしなかったり、いい加減にしか行わなかったらどうなるのでしょうか?

プロにはそんなこと考えられないかもしれませんが、

最近は自宅の建物や門扉などのエクステリアメンテナンスなどは自分でとお考えの方も増えています。

見たところあまり汚れていないし、手間やお金もかかるからケレンを省いて塗料を塗ってしまおうと考える人もいるかもしれません。

しかし、そもそも塗装とは、構造物や建築物をダメージから守るために行うものです。

ケレンをしないと、仕上がりや効果、そして耐用年数に悪影響を及ぼします。

まず考えられることは、塗膜の剥離。ホコリなどの汚れを落とさないまま、

なおかつ表面の凸凹が少ない状態では塗料は被塗面にしっかり食いつきません。

風雨や紫外線にさらされれば、塗面は簡単に剥がれ落ちてしまいます。

剥離は見た目にも良くないだけでなく、剥がれた箇所からさびなどの劣化が進行し、

さらにそのさびを放置しておくと、構造物をもろく劣化させ損傷させる原因にもなります。

 

 

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以上ケレン作業についてでした。

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