コーキングが劣化するとどうなる?建物への影響や対策を徹底解説

住宅の外壁には、さまざまな部位で「コーキング」を施しています。

この「コーキング」は建物を守る重要な役割がありますが、経年とともに必ず劣化します。

とくに外部は過酷な条件にさらされ続けていることもあり、建物のなかでも劣化しやすい環境にあるといえるでしょう。

今回は、建物にとって重要な「コーキング」が劣化するとどうなるのか、そしてその対策について解説したいと思います。

コーキングのおもな役割とは

コーキングの役割とは、おもに以下の3点です。

  • 防水
  • 緩衝
  • 美観

 防水

コーキングの最も重要な役割といえるのは防水です。

水分は、カビや腐れなどの原因になるなど、建物にとって非常に厄介な存在になります。

コーキングは、雨水などの水分が建物内に侵入するのを防ぎます。

緩衝

コーキングは揺れに対する緩衝の役割も担います。

外壁は、地震の発生時に激しく揺れたり、また気温の変化によって外壁材が伸縮したりすることがあります。

コーキングは弾力性を持っているため、外壁材や他部材などが接触して破損することがないよう動きを吸収して衝撃を和らげるのです。

美観

外壁の仕上げ工事において、ジョイント部や端部など細かい納まりは、そのまま見せるよりもコーキングで覆うほうが見栄えは各段に向上します。

またプロの技術で外壁全体に一体感も生まれ、美しい外観を形成することが可能になります。

コーキングが劣化するとどうなる?

コーキングの寿命は510年程度が目安となります。

コーキングは、紫外線や雨、汚れ、熱など外的な刺激に長期間さらされることで、徐々に劣化します。

劣化が進行する過程で「ひび割れ」「剥離」「破断」など特有の症状が現れるようになりますが、放置すると水分を内部に侵入させるようになるため注意が必要です。

コーキングが劣化して水分が建物内に侵入するようになるとさまざまな影響を及ぼし、ときには家族の安全を脅かすこともあります。

コーキングが劣化して建物に与えるおもな影響とは以下の通りです。

  • 雨漏り
  • 耐久性の低下

雨漏り

コーキングが劣化して水分の侵入を許すようになると、まず外壁材や胴縁材などが吸水します。

そうなると、外壁材が強度を損ねてもろくなったり、あるいは胴縁材がカビや腐朽を発生させたりすることがあります。

通常、下地面には防水シートを貼っているためすぐに雨漏りを起こすことはありません。

しかし胴縁材の腐れや防水シートを固定しているタッカーの錆びなどから、劣化は加速して水分はさらに内部へと入り込むのです。

その結果、建物内部まで水分が到達すると雨漏りに発展します。

耐久性の低下

水分が建物内部に入り込む過程で、柱や土台など重要な構造が濡れることもあります。

木材が水分を含むと木材腐朽菌が繁殖することがあり、気づかずに放置すると建物の耐久性は著しく低下します。

耐久性が低下すると、万が一の地震発生時には揺れに耐えられず倒壊してしまうこともあるなど、重大な症状を引き起こすのです。

 コーキングの劣化対策

コーキングが劣化すると建物に重大な影響を及ぼすことがあるため、適切な処置をとらなくてはいけません。

そのためには、劣化の進行に応じて打ち替えをするなど必要なメンテナンスを施すことが重要になります。

そしてまず、劣化状況を知るには定期点検が効果的です。

定期点検で判明した状況から適切な方法でメンテナンスを繰り返すことで、コーキングの劣化が招くリスクを回避できるでしょう。

 まとめ

コーキングは建物にとって非常に重要な役割を担っていますが、劣化を避けることはできません。

不測の事態に陥ることがないよう、適切なタイミングで適切なメンテナンスを実施しましょう。

コーキングや塗装に関するご相談は、弊社のリフォームアドバイザーまで、お気軽にお問い合わせください。