下地処理とは?下地処理の重要性🤨
こんにちは
大宮支店です
今回は『下地処理とは?』『下地処理の重要性』
についてお話していきます!
下地処理とは?
下地とは素地(元の下地)や旧塗膜(塗料を塗って造られた幕)のこと言い、下地処理は、素地を補修または強化するための処理で、塗装工事前に塗装面の状態を整えるのが目的です。
手を抜いてしまうと、数年で剥がれが起きたり、初期不良が起こる可能性があるため、下地処理こそ一番重要な作業だと言う業者も少なくありません。
下地処理の作業内容
・高圧洗浄とは
外壁塗装の高圧洗浄は非常に大切な作業で、外壁の表面にある古い塗膜を取り除くために行われます。もちろん古い塗膜以外にも、カビ、藻、コケ、汚れ、チョーキングの粉など外壁表面の様々な汚れをまとめて落とすことも高圧洗浄の目的です。
例えば、チョーキング現象が起きている外壁に高圧洗浄をせずに塗装すると、旧塗膜が剥がれる際に、新しい塗料まで一緒に剥がれてしまいます。そのため、耐用年数を迎える前に外壁のメンテナンスが必要になってしまい、費用も余分にかかってしまうのです。実際に、「塗装から1年位しか経っていないのに塗装が剥がれている」というお問い合わせもよくあります。
※「チョーキング現象」とは、外壁の表面を触ると手に粉がつく現象で、紫外線や雨風の影響で表面の塗膜が劣化すると発生します。自宅でチョーキング現象が起きているかは、業者ではなくても自分で外壁を触って確認することができます。
・使用する道具
高圧洗浄を行うときに使うのが、電動式の高圧洗浄機(ジェッター)です。昔は手作業でブラシやサンドペーパーなどを使用して汚れを取っていましたが、チョーキングの粉を取りづらいことや、凹凸があるリシンなどの外壁は古い塗膜が落ちないなどの欠点があるため、現在では高圧洗浄機が使用されるようになりました。
昔からある業者の中には、高圧洗浄をしないという業者もあるようですが…そもそも高圧洗浄機が腐朽してから30年程と時間もさほど経過していないため、機械を使わない業者がいてもおかしくはないのかもしれません。。
もちろん、デメリットはあります。
①水道代が施主側の負担になる
②洗浄後の乾燥に時間が必要
③使用中は騒音が出る
ということなどがあげられます。
③の騒音に関して
業者は一般的に住宅地が主な工事場所になるので、防音性のある高圧洗浄機を持っている場合がほとんどです。ですが、高圧洗浄機を持っていない業者の場合は、機械を借りていることがあり、レンタル品は大きな音が発生する機械も中にはあるので、必ず静音性の洗浄機が使われるかは分かりません。依頼する業者が静音性を持つ高圧洗浄機を持っているか、確認するのもよいでしょう。また、工事前に施工業者の方から、近隣に挨拶をしてくれると思いますが、高圧洗浄の作業中に騒音が出ることも伝えてもらうようにすると、騒音によるトラブルを避けることができます。手間や効率を考えると高圧洗浄機は必要な機械ですが、人にケガをさせてしまうくらい威力が強いものもあります。実際に高圧洗浄の水で死亡事故が発生したり傷害罪が発生したケースもあるので、使用する際は注意しましょう。
下地処理を行わないと起こる症状
ひび割れ(クラック)
原因は塗膜が劣化したことはもちろん、塗装作業が不十分なことも考えられます。作業中に、きちんと乾燥されていないまま上塗りしたり、塗膜の上に硬い性質のものを塗っているとヘアークラックが起こりやすいと言われています。外壁材に起こるクラックには、症状が軽く浅いものから重く深いものがあり、モルタルの乾燥が原因でできるひび割れ(乾燥クラック)、建物の欠陥や歪みで生じるひび割れ(構造クラック)、塗装作業が中断または後から追加したことで起きるひび割れ(縁切りクラック)
塗膜の剥離
塗膜の剥離の原因はさまざまな事が考えれます。
・下地処理をしていない
高圧洗浄やケレンなどの処理が不十分だと、塗料が密着せず剥がれやすくなります。
・下塗りをしていない
上塗りだけでは塗料が密着しづらく剥がれやすくなります。見た目では分かりづらいですが、実は下塗りをしていないという業者もいるので、金額だけで見積もりを判断しないようにしましょう。
・乾燥時間を守っていない
塗料を塗った後、乾燥していないのに塗装したり、無理やり乾燥時間を早めたりした可能性があります。
・汚れがきちんと落ちていない
高圧洗浄をきちんとしていないため、古い塗膜が落ちていなかったり、表面に油分、カビ、埃、水分などが残っていたまま塗装している可能性があります。
・塗料の不備があった
①水性塗料を薄めて使った
②外壁材が塗料に合っていない
③最低塗布量を守っていない
④下地に適していない塗料を使用した
・温度や天候管理をしなかった
雨天の場合にも作業したり、温度や湿度を守らずに施工してしまった可能性があります
塗膜の膨れ
塗装の膨れの原因はいくつかありますが、主に経年劣化と施工不良があげられます。
・経年劣化が原因
年数が経つと塗膜の劣化や外壁にひびが入って雨水が浸入し、下地と塗膜の間に水が溜まる場合があり、放っておくと建物の中にも雨水が浸入して雨漏りが発生します。
また、外壁材や仕上げ塗料の中に水が溜まることで、急激に温度が上がった時にそれが水蒸気に変わり、柔らかくなった塗膜を内側の水分が押し上げ、膨れを発生させます。
・施工不良が原因
高圧洗浄が不十分で塗装を何度も重ねると、重なった層にカビが発生してしまい、塗膜が膨れてしまいます。他にも、下地を塗った後に乾燥が不十分で上塗りをしたり、凹凸のある壁を塗装したときに、隙間に空気や水蒸気が残ったままにしてしまうと、気温が高い夏場に膨張することも考えられます。
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