下塗りの重要性と役割
こんにちは!宇都宮支店です!
今回は塗装工事における「下塗り」の重要性と役割についてお話させていただきます!
外壁塗装工事を施工する場合、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本となっており、下塗りは塗装の中で最初に使われる塗料です。
下塗りは、塗膜全体を下地に密着させる土台の役目もあり、表面にいくら良いモノ(上塗り)を使っても、土台が崩れれば元も子もない結果となってしまいますので、以下からは下塗りの重要性とその役割を詳しく説明していきます。
密着力の確保
下塗りの持つ大きな役割の1つが密着力の向上です。
下塗りは下地と上塗りの間に位置する層で、下地と上塗りのどちらに対しても接着剤のような役目がある「シーラー」という下塗り塗料があります。
吸い込み防止
下塗り塗装は、傷んだ外壁への上塗り塗料の吸い込みすぎを防止する役割も果たします。10年以上経った建物の外壁には、大小さまざまなひび割れやキズがありますが、荒れてしまった外壁の表面は、塗料をスポンジのように大量に吸い込んでしまうので、上塗り塗料本来の機能を十分に発揮させ、長持ちさせるために必要な塗膜厚が確保出来なくなってしまいます。
その結果、塗料表面の色や艶にムラが発生してしまい、美観が損なわれてしまうばかりか、塗装が薄くなってしまっている箇所に不具合が起きてしまうこともあります。
また、下塗り塗料の使用料が不十分な場合も、下塗り塗料が外壁に吸い込まれて薄くなってしまい、上塗り塗料が密着しないなどの不具合が発生してしまいます。
そのため外壁や屋根の劣化が激しい場合は、下塗り塗装を2回行う場合があります。下塗り塗装をしっかり行なうことで、傷んだ外壁に塗料が吸い込まれてしまうのを防ぐことができるので、上塗り塗料が外壁に吸い込まれる事がなく、色や艶のムラがなくなり綺麗な仕上がりにすることが可能となります。
吸い込みが止まらない場合、塗料を追加で発注することもあり、余計な費用が掛かってしまいます。そのため、下塗りで塗料が吸い込みすぎないように止めておくことは、とても重要な役割なのです。
仕上がりの影響
下塗り塗料は、すでに塗られている外壁色を覆い隠す、隠ぺい性の効果も発揮します。
下塗り塗料と上塗り塗料を適切に選定することで、思い通りの色を塗布することが可能です。
黒色などの濃い色の塗料から、淡い色の塗料への塗り替えといった極端な色の変化の時に、下塗りを塗装せずに上塗りを塗装すると、元の下地の色が透けてムラが出来てしまい、思った通りの色にならない場合があります。そういった場合には、白色系の下塗り塗料を使って下地の色を少しでも隠すことで発色が良くなり、より綺麗な仕上がりにすることができます。
このように、下塗りは仕上げを綺麗にするためにも、とても重要な工程といえます。
いかがでしたか?
今回は塗装工事における下塗りの重要性と役割についてお話させていただきました。
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