外壁塗装の工程流れのご紹介

特にDIYをやっている方だと、外壁塗装は簡単に感じるかもしれません。しかしただ塗る工程だけでもさまざまな経験や技術が必要になりますし、外壁塗装の目的はただきれいにするだけではありません。

ここでは業者が外壁塗装をする時の工程を詳しくご紹介します。

外壁塗装をする前の準備

それではまず外壁塗装をする前の準備段階に何をするかをご紹介します。

近隣の方への挨拶

2週間前後の工事になるため、いくら気を付けているといっても近隣の方も気になってしまうでしょう。そこで近隣の方にご挨拶をして、ある程度の日程を説明します。近隣の方が嫌な思いをすると、依頼主が今後嫌な思いをしながら暮らしていかなければいけません。

そのためにも近隣の方へのご挨拶は作業と同じくらい大切なものです。また業者が挨拶に行く前に、必ず挨拶をして欲しい家や逆に挨拶をして欲しくない家などを説明しておくとよいでしょう。

工事がきっかけで、近所づきあいがしにくくなるといったことがないようにすることが大切です。

足場を組む

塗装をするためには、足場を組む必要があります。高所の部分もあり、安全に作業をできるスペースが必要になります。この足場の部分がしっかりしていないと、外壁塗装は危険を伴う業務でありため大切な工程となります。

足場を組むだけで一日かける業者も多くあります。それだけ足場を組む工程が大切であることがわかります。

また足場を組むときは、トラックなどの搬入や組み立てのさいに大きな音が出ることがあります。必ず近隣の方に足場を組むことを伝えておくことが大切です。

高圧洗浄

足場を組んだらすぐに塗装開始とはいきません。外壁塗装をするということは、壁が劣化している状態であるということです。直射日光の他、雨や風があたりほこりなどもついている壁をきれいにする必要があります。

高圧洗浄をすることで、埃やかび、汚れなどを落とす作業を行います。この作業をとばして塗装をしてしまうと、塗装の劣化が通常よりも早くなってしまうのです。

雨樋などの保護

家には雨樋や窓ガラスなど、塗料がついてはいけない場所が多くあります。養生とよばれるのですが、これらの場所に塗料が付かないようにビニールなどをはっていきます。

さらに壁にひび割れがある場合やシーリングが劣化している場合はこれらの補修作業が必要になります。ひび割れている上から塗装をしてしまうと、劣化が早くなるだけでなくさまざまなトラブルにつながってしまいます。

庭に鉢植えなどがある場合も、前もって離れた場所へ移動することも大切です。依頼者も鉢植えがある場所など前もって伝えておくとよいでしょう。いくら業者が気を付けていても、強風などで鉢植えなどを傷つけてしまうことがあります。

そうならないように前もって準備をしておくことが大切です。

最後に注意をしたいのがプロパンガスです。足場を組んだ後はプロパンガスの出し入れができなくなることがあるので、作業に入るまえにプロパンガスの補充をしておくことをおすすめします。

塗装開始

ここまでの過程が終わったあとで、塗装を開始します。塗装は1回だけではなく、状況にもよりますが2~3回になることが多いです。

下塗り

まずは第一段階として下塗りをします。下塗りには下塗り専用の塗料を使います。この下塗り塗料は外壁の状況によって、使い分ける必要があります。劣化状態にあった塗料を使わないと折角外壁塗装をしても劣化が進んでしまうことがあるのです。

また下塗りの注意点として、最初に塗った色と違う色の塗料を選ぶ必要があります。これは色によっては上塗りだけでは下地が透けてしまうことがあるためです。

説明をうけていないと、「業者が違う色を塗っている」とびっくりするかもしれません。

中塗り

中塗りは下塗りと違い、希望の色を塗っていきます。中塗りは1日かけて作業をすることが多いのですが、この中塗りをするタイミングは業者によっても異なってくるため、工程は必ず最初に確認をするようにしてください。

上塗り

最後に上塗りを行います。中塗りが完全に乾いてから行う業者と、ある程度乾いてから行う業者があります。それぞれの壁の状況によって適切なタイミングがあるので、業者から必ず工程を聞いておくようにしてください。

塗料が完全に乾くまでには1ヶ月以上かかるため、実際には完全に乾くまで待つことはほとんどありません。そのあめ塗り始めるタイミングの判断は容易ではありません。壁の状況以外にも天候によっても左右されるのです。

突然雨が降ってきた場合は中止になりますし、状況判断も大切な要素となるのです。業者を選ぶ時に経験を聞くことも大切になってきます。

仕上げ

上塗りまで終わったところで、いよいよ仕上げの工程に入ります。上塗りまで終わっていれば、あとは楽と考える方もいらっしゃるでしょう。しかしこの仕上げの工程で手を抜いてしまうとここまでの作業がだいなしになることもあります。

主に行うのは必要であれば網戸や雨樋など付帯部分の塗装になります。ここまでの作業が終わった時点で、全てのチェックをして必要であれば修正を行います。全てのチェックが完了した時点で足場を解体し、作業道具などの片づけや清掃作業を行います。

ここまでの工程で状況にもよりますが2週間前後必要となります。

ある程度の工程をしっておくべき理由

業者がする工程を詳しく説明しても、わかりづらいことがあるかもしれません。しかしある程度の理解がないと、あとで大変なことになってしまうこともあるのです。

短すぎる工程には注意

業者と打ち合わせをした時、短期間の工程を掲示してくる場合がありますが注意が必要です。必ずいくつかの業者に見積もりを依頼することが大切です。業者によって工事期間が異なってくるとは思いますが、短すぎる場合は手抜き工事を心配する必要があります。

塗装方法、その時の天候、壁の状況などによっても変わりますが1週間以内で終わるような作業でないことはわかっていただけるでしょう。例えば下塗りや日々の修繕など素人目にはわかりづらい工程も多くあるのですが、一つ一つが大切な工程なのです。

安心できる

作業を見ているだけでは、実際に何をしているのかわかりにくいこともあるでしょう。しかしある程度の工程がわかっていれば安心できる方も多いのではないでしょうか。

また工程を理解していれば、途中で業者に質問をすることもできますし要望を出すこともできます。大切な家のことですので、工事に対しての理解をすることが大切です。

まとめ

外壁塗装は見た目をきれいにするだけでなく、劣化している壁を今後長く使うことができるようにするための作業でもあります。そのため業者は2週間前後の日程をかけて作業を行います。

そのため業者選びには十分に注意をしてください。またよりよい業者選びをするためには、外壁塗装で行うある程度の工程は頭に入れておくようにしてください。業者によって多少は異なりますが、ほとんどの業者が説明したような流れで外壁塗装を行います。

例えば下塗りをしない、ひびの修繕をしないなどの工程が入っていないようであればできれば他の業者を選んだほうがよいでしょう。またご近所さんへの挨拶をきちんとしない業者もおすすめできません。

外壁塗装は決してペンキを塗るだけの作業ではありません。今後10年の家の状態にかかわる大切な作業なのです。