
外壁塗装は大掛かりな工事となりますし、何より費用も決して安くはない工事ですので、ご自身でDIYにて塗装を行おうと考える方も多くいらっしゃいます。
「ローラーや刷毛で塗料を塗るだけなら自分でもできるのでは?」と思う方もいらっしゃいますが、結論から言えばお勧めはできません。
外壁塗装はDIYすると安くなるのか?
まず、外壁塗装をDIYで行おうと考える一番の理由は、費用を抑えることができるという点です。
「材料だけ購入すれば、あとは自分の手間と労力だけなので、塗装業者の人件費分を抑えることができるかも?」と考える方が多いのです。
では、DIYで外壁塗装を行った場合、どれくらいの費用が必要になるのでしょうか?
外壁塗装を行うためには塗料をはじめ、ローラーや刷毛、養生シートなど必要なものは多くありますが、どれもホームセンターなどで購入が可能です。
それら全てを購入すると、材料や道具のグレードにもよりますが、おおよそ20〜40万円程度になります。
ただし、塗料に関してはグレードによって大きく値段が変わるので、費用はもっと高額になる場合もあります。
他にも、外壁塗装を行うためには足場が必要となりますが、足場の組み立てに関しては、ご自身で行わず必ず専門業者にやってもらうようにしてください。
足場もホームセンターなどで購入可能ですが、慣れていない素人が組み立てると設置時に外壁を傷つけてしまう恐れがあります。
また、万が一うまく設置ができておらず足場の倒壊などが起こると、建物への傷だけでなくご自身も大きなケガをしてしまう危険もあります。
建物に傷をつけてしまったり、ご自身がケガをしてしまっては、せっかくDIYを行う意味がありません。
足場費用は安全に作業を行うための必要経費と考えるようにしましょう。
足場の組み立てを専門業者に依頼すると、費用はおおよそ10万円程度です。
つまり、材料・道具の費用として20〜40万円程度、足場費用として10万円程度、合わせて30〜50万円が外壁塗装をDIYで行う際にかかる費用です。
塗装業者に依頼すると、一般的な30坪前後の戸建住宅で相場は90〜100万円ですので、確かに費用面だけを見ればDIYは安く済むように感じますね。
市販の塗料の性能について
上述のように、全ての材料をホームセンターなどで揃えれば外壁塗装は行えるかもしれません。
しかし、塗装工事をうまくできるかどうかはご自身の塗り方や技術にもよりますが、もっと根本的な問題があります。
それは、ホームセンターなどで販売されている塗料は、塗装業者が使用している塗料とは全く別物なのです。
ホームセンターなどで販売されている塗料は、素人でも安全に簡単に扱うことができるように設計されてますが、その分塗料としての性能は低いです。
そのため、塗装業者が使用している塗料なら耐用年数が10年のところ、ホームセンターなどの塗料は耐用年数が2〜3年です。
外壁塗装はDIYできる?
ここまでお読みいただければ、外壁塗装をDIYで行うべきか、やめた方が良いのかは一目瞭然ですね。
・塗装業者に依頼すれば10年に一度、90〜100万円
・ご自身でDIYすれば2〜3年に一度、30〜50万円
一度限りの外壁塗装で考えればたしかにDIYの方が安く見えますが、長い目で見ればDIYの方が外壁塗装にかかる費用は高額になります。
また、塗装業者は下地処理から丁寧に行いますし、色ムラや塗りムラも無く仕上がりに大きな違いが出てきます。
外壁塗装はお住まいに対して、一度行えば終わりではなく、定期的な再塗装が必ず必要となります。
長い目で見た場合のメンテナンス費用、次回メンテナンスまでの期間、そして仕上がり、全てにおいてDIYより塗装業者に依頼する方が得策です。
外壁塗装、リフォームに関するご相談は是非ユウキホームにご相談ください😄