
こんにちは! 小山支店です😎
今回は屋根断熱材の種類と費用をご紹介します👏
最近急に寒くなってきて暖房が欠かせない季節になってきましたね!部屋を暖房で暖めても、暖気は常に上に昇る性質があるので屋根から屋外に抜け出てしまっていたら、もったいないですよね。これからの冬を快適に過ごせるよう、様々な屋根材の断熱性能についてご紹介していきます!
★屋根に使う断熱材の種類
断熱材を使用する目的は大きく2つあり、「室内と室外の熱の移動を遮断する」こと、そうすることで「結露の発生を防ぎ、建物が劣化しないようにする」という役割があります。
住まいにとって断熱材は、「夏は涼しく冬は暖かい」という快適な環境をつくり、建物を長持ちさせてくれる重要な存在なのです!屋根の断熱を考える際にポイントとなるのは、以下の2つです。
- 断熱方法
- 断熱材
断熱方法や断熱材によって効果に大きな違いがあるため、必ずチェックしておきましょう。
1.屋根の断熱方法の違い
屋根材の断熱方法は主に3種類あります。
- 屋根断熱
- 天井断熱
- 塗装で断熱
以下では、それぞれの断熱方法を詳しく解説していきます。
屋根断熱
断熱材を取りつける場所が屋根の場合は、屋根断熱と呼びます。一般的には屋根の室内側の面に断熱材を取り付けます。
屋根断熱のメリットは、屋根部分に断熱材を入れているため屋根裏部屋が暖かくなり、居住スペースを有効活用できることです。一方で屋根断熱は、天井断熱よりもより広い面積に断熱材を取り付ける必要があるため、工事費が1〜3割ほど高くなる点がデメリットです。屋根裏部屋も遮断空間となり快適に過ごすことができる「屋根断熱」は、屋根裏部屋を使う予定がある人におすすめの方法です。
天井断熱
天井に断熱材を取り付ける方法を、天井断熱と呼びます。
メリットは、断熱材の厚さに制限がなく、断熱性能が高いことです。また、屋根断熱にくらべて断熱する範囲が狭いため工事費用が安いことも魅力です。冷暖房で調節する空間が屋根断熱よりも狭いため、効率的に室温を調節できるメリットもあります。
デメリットは、屋根裏空間を利用できなくなることです。屋根裏は天井より外側にあるため、天井断熱の場合は保温ができません。また、天井は屋根にくらべて工事の際に邪魔となる建築材が多く、天井断熱には高い技術が求められます。腕が悪い業者に依頼すると断熱効果は低下するでしょう。
天井断熱は、屋根裏を使わない場合に適しています。
塗装で断熱
断熱効果がある塗料で屋根を塗装する方法です。
メリットは、屋根の外側の補修を同時に行えることです。屋根の外側は、10年に1度は補修が必要です。屋根断熱や天井断熱では屋根の外側の補修はできません。
デメリットは、断熱効果が低いことです。断熱効果は素材の厚さに比例します。塗装は厚さ1ミリメートルにも満たないです。
なのでこちらは屋根の補修をするタイミングで、より断熱効果を高めたいという場合に行うのが一般的です。断熱材を入れるわけではないため、それほど大きな断熱効果は期待できませんが「屋根補修をお願いするついでに、断熱効果も上げたい」という場合におすすめです。
2.屋根に使う断熱材の種類
屋根に使う断熱材の例として、以下の4種類があります。
- 無機繊維
- 天然繊維
- 発泡プラスチック
- 断熱塗料
それぞれの特徴を詳しくチェックして、あなたに適した素材を探しましょう!
無機繊維
無機物を繊維状にした断熱材です。代表例としては、ガラス繊維の「グラスウール」や、鉱物由来の「ロックウール」があります。
メリットは防火性と防音性が高く、価格が安いことです。デメリットは、少量ですがホルムアルデヒドなどの有毒物質が含まれていることでしょう。
敏感な体質の人だとシックハウス症候群を引き起こすおそれはありますが、アレルギーの心配がない人であればコストパフォーマンスに非常に優れた素材です。
無機繊維は工事費用を抑えたい人に適した素材です。
天然繊維
有機物を利用した断熱材です。代表例としては、羊毛繊維の「羊毛断熱材」や、木材由来の「セルロースファイバー」があります。
メリットは有害物質を含まないことと、防音や吸湿性に優れていることです。デメリットは価格が高く、防虫効果が低いことです。材料価格は無機繊維の2〜4倍程度です。
天然繊維は、無機繊維でアレルギー症状が心配な人におすすめの素材です。
発泡プラスチック
主に屋根断熱のみに使用されるのが、発泡プラスチックです。こちらの断熱材はプラスチックの中の気泡内にガスが閉じ込められている構造で、薄くて軽いうえに湿気に強いのが特徴です。セルロースファイバーほどではありませんが、価格がやや高いのがデメリットです。
断熱塗料
断熱効果をもった塗料です。代表例としては「ガイナ」があります
メリットは屋根の補修も同時に行えることです。 他の断熱材は建築材の補修効果はなく、断熱性能が上がるだけです。このため建築材が劣化した場合は補修工事がさらに必要です。しかし、断熱塗料による工事は屋根メンテナンスも同時に行うため、補修工事を別でする必要がありません。
デメリットは他の断熱材よりも効果が低く、価格が高いことでしょう。材料価格は無機繊維の2〜5倍程度です。
★屋根断熱材の費用相場
屋根断熱にかかる工事の総費用は、10〜80万円を目安に考えておきましょう。
費用相場はあくまでも目安であり、依頼する施工業者、断熱の方法によって費用は異なります。
屋根断熱にかかる費用の内訳は、以下を参考にチェックしてみてください。
・断熱材料費
・天井などの解体費
・下地貼り費用
・足場代
・気流止め代(天井断熱の場合)
・通気層スペーサー代(屋根断熱の場合)
・洗浄代・塗料代(塗装断熱の場合)
・その他諸費用
★まとめ
屋根の断熱方法や使う材料は業者と相談することが重要です。住宅によって最適な施工方法は異なります。
最初から決め打ちするのではなく、業者の提案も考慮しながら慎重に工事内容を考えましょう!
当社では外壁の無料診断、雨漏り診断など幅広く展開しております。
お気軽に最寄りのショールームへお問い合わせください!
💫また当社の施工実績はこちらの画像から💫