
こんにちは!ユウキホーム郡山支店です!
今回私がお伝えするのが屋根工事の中でも大型リフォームとなる「葺き替え工事」についてです。
「葺き替え*ふきかえ*」とは屋根材をすべて交換する工事のことを言います。
葺き替え工事についてまとめていきたいと思います!
カバー工法との違いもまとめていきますので、屋根のリフォームをお考えの方は、是非参考にしてみてくださいね!!!
屋根の葺き替えってなに?
屋根の葺き替えとは、今ある屋根材をすべて撤去して、その上から新しい屋根材を葺き直す工事のことです。
一度すべての屋根材を取り除くので、屋根材だけでなく屋根材の下にあるルーフィングシートなども新しくすることができます。
屋根材・ルーフィングシートの両方を変えることで、防水性が新築時と同等まで戻るため、葺き替えは「最も防水性に優れた屋根リフォーム」といえるとおもいます!
屋根工事の中でも大掛かりな工事となりますので、ほかの屋根リフォームと比べると工事費用が高くなりがちで、工期も長いです。
なお、葺き替えと似た屋根リフォームに「カバー工法(重ね葺き)」があります。
カバー工法(重ね葺き)の場合は、既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せます。
そのため、既存の屋根材の撤去費用などがかからず、葺き替えよりも安く工事を行うことができます。
屋根葺き替えが必要になる時期の目安は?
屋根材には寿命(耐用年数)があり、屋根材によって長さは異なります。
今現在屋根に劣化症状が現れていないとしても、寿命が切れた屋根材をそのまま使用し続けることは大きなリスクを伴います。
逆に劣化症状も特になく、屋根材の寿命に達していない場合は屋根の葺き替えを行う必要はありません。
ご自宅の屋根材の寿命・耐用年数を確認し、どのタイミングで屋根の葺き替えを行えばよいかの適切な判断をしましょう。
屋根材名 | 寿命・耐用年数 |
---|---|
スレート屋根(コロニアル・カラーベスト) | 25年~30年 |
ガルバリウム鋼板(屋根) | 30年~40年 |
アスファルトシングル | 20年~30年 |
日本瓦・陶器瓦屋根 | 40年~60年 |
どの屋根材でも20年以上の寿命があります。
築10年程度で葺き替えてしまうとその分損することになってしまうので要注意ですが、寿命に達している・達しそうな場合は早急に葺き替えを検討した方がいいかと思います!
耐久年数を放置していくとどうなるの?
耐用年数を過ぎた屋根材を使用し続けると、次のような症状があらわれます。
- 屋根の色あせ
- 屋根材のヒビ、割れ、変形
- 雨漏り
- 家の躯体(構造体)の腐食
寿命が過ぎるとどんどん劣化は進み、雨漏りや最悪家の腐食を引き起こします。
屋根や天井部分が崩壊する可能性もあるので、絶対に放置してはいけません。
葺き替え工事のメリット・デメリットをおしえて!
メリット
まず、屋根葺き替えのメリットから見ていきます。屋根葺き替えには、主に以下の3つのようなメリットがあります。
1.ルーフィングシートの交換ができる
先述のとおり、屋根の葺き替え工事では既存の屋根材をすべて撤去するので、屋根材の下のルーフィングシートを交換することができます。
ルーフィングシートが傷んでいると、屋根材が新品でも雨漏りをしてしまいます。
そのため、ルーフィングシートのメンテナンスができるということは、防水性の観点では大きなメリットとなります。
2.耐震性を向上できる
もともとが重量のある瓦などの屋根材だった場合、スレートやガルバリウムなどの軽い屋根材に葺き替えることで耐震性を向上することができます。
重い屋根材は地震に弱く、特に旧来の工法(瓦を下地に止めつけない施工)で葺かれた瓦は地震の際に脱落やズレが起こりやすいです。
地震に強い家にするのであれば、軽い屋根材に葺き替えるのが無難です。
3.屋根材の寿命が伸びる
葺き替えの場合は屋根材を一新するため、屋根材の寿命が伸びます。
現在の家に長く居住した方にとってはメリットと言えるでしょう。
デメリット
屋根の葺き替え工事のデメリット
一方、屋根の葺き替えには以下の2つのようなデメリットもあります。
1.工事費用が高い
屋根の葺き替えは、屋根のカバー工法や屋根の塗装と比較すると圧倒的に工事費用が高いです。
30坪の家の屋根にカバー工法を施工する場合、工事費用は100万円~120万円が相場です。
しかし、葺き替え工事の場合は120万円~200万円の費用がかかります。
既存屋根がアスベストを含んでいる場合は、法令により特別な撤去方法が必要なため、別途60万円~200万円という高額な費用がかかります(※)。
この出費を回避するために、アスベストを含む屋根ではカバー工法が採られることも多くあります。
2.工期が長くなる
屋根の葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去する工程、下地を補修する工程などが含まれるため、工期が長くなります。
2週間ほどは生活に影響が出るので、その点に留意して施工時期を考える必要があります。
大掛かりな工事になるためそれだけ費用も掛かってしまいます。後悔することがないようしっかり営業さんと打ち合わせをすることをお勧めします!大事なご自宅を一緒に守っていきましょう!!!
~~~まとめ~~~
今回は屋根葺き替え工事の基本情報と工事を行うメリット・デメリットについて書かせていただきました!
次回の記事では葺き替え工事の工程だったり、材質のポイントについて紹介していこうかと思います!
ありがとうございました!
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