木部塗装の基礎知識🤔
こんにちは🔅小山支店です😊
今回は『木部塗装の基礎知識』についてご紹介させていただきます❗
木部の特徴
木部には調湿機能がある
木部には、コンクリートや金属が素材の建材には無い調湿機能があります。
調湿機能とは湿気を吸い取ったり、湿気を放出したりして材木内部の水分を調節する機能のことです。
木材を建材として使用すると、湿度が高いときは室内の湿気を吸収し、少ないときは放出して、
室内の湿度を快適な状態に近づけることができます。
木部の塗装の必要性
木部は水分を含むと劣化しやすいという特徴があります。
そのため、木材の劣化を防ぐために防水機能のある塗料で塗装をする必要があるのです。
塗装をしない状態だと、木材が水分を吸い込んでカビが生えたり、割れやすくなったりします。
木材の内部にまで水が浸透すると、内部の建材まで劣化が進むので注意が必要です。
外装の木部を塗装する場合は、より強度の高い塗装が必要になります。
目的に合ったタイプの塗料で、木部を塗装して建材を守りましょう。
木部塗装は難易度が高い
木部塗装は、一般的な外壁や内壁よりも塗装が難しく、塗装を成功させるには一定の経験や技術が必要です。
塗装をする前の下処理も、他の素材に比べると手間がかかることが多くあります。
また、下処理が大変だからと適当に行うと、塗膜がきれいにできずに施工不良を起こす可能性が高くなるため注意が必要です。
木部の塗装はDIYでも行うことはできますが、木部の塗装に慣れていない場合は施工不良を起こすこともしばしばです。
木部は塗膜が劣化しやすい
木部は、有機物で伸縮しやすいので、表面の塗膜が引っ張られ塗装が劣化しやすい特徴があります。
気候の変動で塗膜が伸び縮みするので、塗装に使う塗料は伸縮性のあるものの方が長持ちします。
外装の場合は特に劣化しやすいので、ウレタンなどの伸縮性の高い塗料を使うと良いでしょう。
また木目の塗装を活かすことができる透明タイプは、劣化が早まります。
耐久性の方を重視したい場合は透明ではないタイプの塗料の方がおすすめです。
木部に使用する塗料
①浸透タイプ
浸透タイプの特徴
浸透タイプの塗料は、木材に浸透していく性質を持つ透明な塗料です。
主に、木目や木材の見た目を活かしたい場合に使用されます。
木材の見た目を活かすので高級感が出せますが、耐久性は低くなります。
浸透タイプの塗料を使うときは、メンテナンスが頻繁に必要になるのでメンテナンスの頻度には注意が必要です。
浸透タイプのメリット
浸透タイプの主なメリットは、塗料が透明なので木材のそのままの質感を維持できるという点です。
また、古い塗膜に重ね塗りできるため作業が簡単というメリットもあります。
特に浸透タイプはメンテナンスの頻度が多くなるので、重ね塗りの作業が簡単なのは助かります。
浸透タイプの塗料は、耐久性が必要な外装よりも木目の美しさを活かしたい内装で使われることが多いです。
浸透タイプのデメリット
一方デメリットは、防水性が低いという点です。
防水性が劣るため、耐久性は透明タイプではない塗料に比べて劣ります。
また、ツヤの調整ができないというデメリットもあげられます。
耐久性が低いので外装での使用には向きません。外装に使われている木部の塗装には、後でご紹介する造膜タイプの塗料の方がおすすめです。
木部塗装に使用する塗料
②造膜タイプ
造膜タイプの特徴
造膜タイプの塗料は、木部の表面に塗装の膜を作るタイプの塗料です。
浸透タイプの塗料と違って、木部の中には浸透していきません。
木材としての見た目を活かすよりも、耐久性を上げたいときに使われることが多いです。
また、木材は伸縮する性質があるので、伸縮性の高いウレタンタイプの塗料が向いています。
造膜タイプのメリット
造膜タイプの塗料は、浸透タイプの塗料に比べて耐久性が高く劣化しにくいという特徴があります。
またツヤのタイプも多いので、ツヤの調整が可能です。
カラーも豊富なので、木目を活かす以外のデザイン性は高いでしょう。
造膜タイプの塗料は、木目が活かせず高級感があるとは言い難いですが、色とツヤを選んで外装のデザイン性を高めることができます。
造膜タイプのデメリット
造膜タイプのデメリットは、木材の質感が失われるという点です。
木材の質感を活かしたい場合は、浸透性の塗料を使用する必要があります。
また、重ね塗りができないので、塗り直す場合は古い塗膜を剥がしてから塗ります。
浸透タイプの塗料の重ね塗りよりも手間が必要です。
いかがでしたか❓
今回は『木部塗装の基礎知識』についてご紹介させていただきました🤗
🎀当社では外壁の無料診断、雨漏り診断など幅広く展開しております🎀
お気軽に最寄りのショールームへお問い合わせ下さい😊
シェアする!