軒天井の役割

こんにちは!長野支店です🌼
今日は
軒天井の役割
についてお話していきます✨
軒天井とは?
軒天井とは、外壁よりも外側に突き出ている屋根(軒)の裏側の天井のこと。
軒部分の天井であることから、それを略した「軒天」という言葉が定着したと言われています。
ちなみに、屋根だけでなくバルコニーやベランダの床の裏側の天井も「軒天」であり、時には「軒裏」といった呼ばれ方をすることも。
紫外線の影響で劣化するため、外壁・屋根塗装のタイミングで再塗装を行うのが一般的なメンテナンス方法です。
また、軒天は屋根の最下部に位置しているため、屋根の雨漏りの症状が出やすい箇所になります。
軒天部分が湿っていたり、雨染みが広がっている場合、屋根の雨漏りが発生している可能性が高いため、屋根修理の専門業者に点検をしてもらうことが重要です。
軒天井の役割
【軒天の役割は5つあります】
・建物の美観を整える
・火事の延焼を防
・屋根裏換気
・外壁を雨から保護する
・外壁を赤外線から保護する
建物の景観を整える
住宅の審美性を高める目的で軒天を設置することもあります。
軒天がないと外から見たときに下地材が見えてしまいます。
軒天を設けていない住宅の場合、目を上に向けると屋根の天井裏が見えてしまい、デザイン性が低下してしまうからです。
軒天を設置すれば屋根の裏側をきれいにカバーできるので見栄えがよくなり、よりおしゃれで洗練された外観を実現できるでしょう。
火事の延焼を防ぐ
軒天は火事の際に延焼を防ぐ役割があります。
火事の火の手は下から上に向かって延焼します。軒天が無いと屋根裏まで一気に火の手が延焼し、屋根があっと言う間に焼け落ちてしまいます。
軒天があることで屋根の延焼の拡大を防止してくれる役割があり、軒天には一定基準以上の防火性能が求められます。
屋根裏換気
軒天に屋根裏換気口を取り付けて屋根の通気性を向上させる役割があります。
これはオプションではありますが、軒天に屋根裏換気口を取り付けることで屋根の通気性が良くなり、屋根裏の内部結露を防止することができます。
軒天に小さな通気穴が空いている有孔板を使用したり、軒裏換気口を取り付けることで、屋根裏に溜まった湿気を外部に排出することができます。
このように軒天に屋根裏換気口を取り付けることで、屋根の通気性能を向上させる役割があります。
外壁を雨から保護する
軒天は外壁よりも外に突き出るようにして設置されているため、外壁にあたる雨水を遮断することが可能です。
外壁に直接雨水が当たると塗料が剥がれたり、カビやコケが生えて腐食を起こしたりと耐久性に支障が出てしまいます。
軒天には外壁を雨水や強風のダメージから守り、長持ちさせるという役割があるのです。
裏を返せば、軒天のない住宅は外壁に直接雨や風が当たってしまうため、ダメージが蓄積されることに…。メンテナンスの時期や耐用年数を待たずして、補修やリフォーム工事が必要になってしまうでしょう。
また、軒天はいわば「緩衝材」のような機能もあるため、雨が窓や玄関の中に吹きこんでしまうのを防いでくれます。
雨の日に窓や玄関のドアを開け閉めしても、住居内に雨水が浸入しないのは、軒天があるからこそなのです。
外壁を赤外線から保護する
雨水に加えて、紫外線も外壁を劣化させる原因のひとつ。長期間にわたって紫外線にさらされることで、塗装が劣化してしまうのです。
軒天は外壁に当たる紫外線を遮断してくれるため、紫外線による劣化防止につながります。
また太陽光を遮る役割もあるため、日当たりがよく夏場には高温になりやすい住宅の場合、軒天によって暑さを和らげることもできるでしょう。
劣化症状
・色褪せ
・破損や欠落
・塗装の剥がれ
・腐食
・反り
軒天材の種類と特徴
ベニヤ板
ベニヤ板を軒天材として使用する最大のメリットは、価格が安いということ。
ほかの素材に比べて機能性・耐久性が劣るということでもあります。
雨水がしみこみやすく湿気に弱いため、カビやコケが生えたり経年劣化を起こしやすいのが難点です。
ケイカル板
珪藻土や水酸化カルシウムを水で混ぜて固化したボードのことです。
ベニヤ板とは違って燃えない・腐らないという耐久性の高さが特徴的です。
衝撃には弱くて割れやすいというデメリットもあります。
スラグ石膏板
必要な素材を抽出しおわった後の鉱物の残り(スラグ)と石膏を混ぜ合わせて固めたものを、スラグ石膏版と呼びます。
スラグ石膏版は防火性・耐火性・断熱性に優れており、火災が発生したときに延焼を防いでくれるといったメリットがあります。
ただし、石膏は水がしみこみやすい性質をもっていることに注意が必要でしょう。
雨水にさらされることでカビやコケが生えたり腐食を起こすなど、水に弱いというデメリットもあります。
フレキシブルボード
フレキシブルボードとは、セメントと補強繊維からなる材料のこと。
そのほかの軒天材と比べると強度が高く、反りなどのトラブルが起こりにくいのが魅力的です。
耐久性が高く不燃性のためメリットの多い軒天材だと言えますが、機能性が優れている分価格が高いのがデメリットです。
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