アクリル塗料の特徴とは?メリットとデメリットを解説

外壁塗装の塗料には非常に多くの種類が存在します。それら塗料のなかで、過去には主流として広く普及していたものに「アクリル塗料」があります。今でこそ需要は少なくなっていますが、用途や使い方によってはニーズのある塗料です。

今回は「アクリル塗料」のメリットとデメリット、そしてどのようなシーンで活用するとよいのかなど詳しくご紹介したいと思います。

アクリル塗料の特徴とは

アクリル塗料とは、塗料を構成する主要成分にアクリル樹脂を使用しているものをいいます。まずはアクリル塗料のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

アクリル塗料のメリット

  • コストが安い
  • カラーバリエーションが豊富
  • DIYでも扱いやすい

アクリル塗装の最大のメリットといえば、他の種類と比較してコストが安いことでしょう。現在最もシェアの高いシリコン塗料のおよそ7~8割の価格帯となっています。

カラーバリエーションも豊富で、多くの種類のなかから好みの色を選択することが可能です。

またDIYでも扱いやすく、ツヤのあるきれいな仕上がりを実現できるのもアクリル塗料の特徴です。簡単に重ね塗りができる種類もあり、誰にでもお手軽に扱える塗料といえるでしょう。

アクリル塗料のデメリット

  • 耐候性に劣る
  • ひび割れしやすい

アクリル塗料は他の種類と比較して紫外線に弱く劣化の進行が早い傾向にあります。劣化が進行すると色あせや浮き、剥がれなどを引き起こすこともあります。そのまま放置すると外壁材の劣化につながり、さらに構造を傷めると建物の寿命を縮める原因にもなるため注意が必要です。

またアクリル塗料は、塗膜が硬くひび割れを起こしやすい特徴があります。塗膜のひび割れは、雨水など水分を通しやすくなり外壁材を保護する機能は徐々に失われてしまいます。症状の進行度合いによっては早期の塗り替えが必要です。

アクリル塗料はなぜ使われていない?

アクリル塗料は現在主流ではなく、住宅の外壁に使用されることはほぼありません。というのも、アクリル塗料は耐候性が低く劣化の進行が早いことから、塗り替えの周期が短くなることが大きな原因です。

アクリル塗料の耐久年数はおよそ5~7年です。主流となっているシリコン塗料がおよそ10~15年であることと比較しても、メンテナンスサイクルが非常に短いことがわかります。

メンテナンスサイクルが短いと、当然ですがランニングコストが膨れ上がります。ということは初期コストが安くても、けしてコストパフォーマンスがよいとはいえません。ライフサイクルコストの低減を図るには、耐久性の高い塗料を使用することが建物を長く使うためのカギとなります。

したがって適切なコストパフォーマンスを期待するためにも、外壁塗装にはアクリル塗料よりも高耐久の塗料を使うほうが適しているといえるのです。

アクリル塗料の使用に適したシーンとは?

アクリル塗料はコストが安いことから、用途によっては使い勝手のよい塗料でもあります。アクリル塗料をどのようなシーンで使うとよいのか、ご紹介いたします。

  • 内装、家具など
  • 耐久年数内に取り壊す場所

アクリル塗料は、耐候性が低く紫外線に長時間さらされると劣化を促進します。紫外線などの外的な刺激を受けない内装や家具に使うと、ツヤのあるきれいな状態を比較的長く維持できます。

また5~7年以内に解体する予定がある場所であれば、高耐久の塗料を使用する必要もありません。低コストで美しい仕上がりが期待できるアクリル塗料を使用することで、十分なパフォーマンスを発揮するでしょう。

まとめ

現在アクリル塗料を住宅の外壁に使用することはほとんどありません。しかしメリットでもある、コストが安いことや扱いやすいことなどは、シーンによっては大きな魅力になるでしょう。

また近年ではピュアアクリルパーフェクトトップなど、高性能なアクリル樹脂系塗料も新しいタイプとして普及が進んでいます。

塗料に関する不明な点や塗装に関するご相談は、弊社のリフォームアドバイザーまで、お気軽にお問い合わせください。